自衛官にも毎年夏にボーナスがあり、毎年6月に支給されることが決まっています。
自衛隊は国家公務員ですので「自衛隊のボーナスってすごく高いんでしょ?」と思う人もいるかもしれませんね。
ですが、公務員だからこそしっかり規定があり、支給される金額も人によってピンキリです。
自衛官の場合も、階級・勤続年数・職種・働いている地域・扶養家族の有無などで支給金額は変わってきます。
同じ階級でも勤続年数が違ったり、扶養家族の人数が違えば、それだけでも数万円の差がでることがあります。
そこでこの記事では「自衛隊の夏のボーナスは実際いくらもらっているのか」についてご紹介していきます。
結婚前の自衛官彼女さんや、新婚自衛官妻さんはぜひ参考にしてくださいね!
自衛隊の夏のボーナスはいつ?【2023年】の支給日は6月30日
自衛隊のボーナス支給日は6月30日と決まっています。
支給日が土日に当たっている場合は、前倒しで直近の金曜日に支給されることもあります。
2023年の場合、6月30日は金曜日なのでそのまま予定通り支給されますね。
支給日には部隊からボーナスの明細が配布されますので、確認してみてください。
私は夫がボーナス明細を持ってくる前に、銀行の振込確認をして金額を知るタイプです(笑)
自衛隊の夏のボーナス!実際の支給金額はこれくらい!
手元に実際のボーナス明細があるので、2022年(令和4年)の自衛官の夏のボーナスをご紹介します。
【ボーナス明細の持ち主】
- 30代
- 2曹
- 勤続20年くらい
- 扶養2人(子供)
一般的な自衛官といった感じですね。結婚している30代自衛官であれば次に紹介するボーナス金額に近くなると思います。
2022年(令和4年)のリアルなボーナス金額
期末 | 428,578 |
勤勉 | 393,926 |
総支給額 | 822,504 |
2022 年の夏のボーナス総支給額は822,504円でした!
ちなみにこの時の手取り額は657,613円となっていました
余談ですが、今回のボーナス判定は「A」だったたにも関わらず、昨年同時期よりも10万円ほど支給額がダウンしていました。
2022年のボーナス金額が大幅減になった理由
理由は令和3年10月の人事院勧告によるものです。
コロナ禍の影響が出始めた2020年~2021年の民間企業の影響が、2022年になってようやく反映された感じですね。
東日本大震災のときも2年間くらい給料据え置き・ボーナス支給額が減ったりしました。でも2年ほどでボーナス支給額が増えるくらい経済が回復したので、あまり悲観せずにいましょう。
自衛隊の夏のボーナス平均支給額は?
なお、2022年の国家公務員( 管理職を除いた平均年齢34.6歳の職員 )の平均支給額は約58万4,800円だったそうです。
減少額は2021年より11.5%減の約7万6,300円となり、過去最大の減少率と減少額となりました。
上記の平均支給額は「一般行政職」なので自衛官は含まれてませんが、大体30代の自衛官なら60万~70万の支給額になるという事です。
また、地域手当がつく駐屯地で勤務している場合は、ボーナスにも反映されて支給金額が高くなります。
ちなみに扶養家族がいる場合は、平均して約2万円ほど高くなるそうですよ。
関連自衛隊の地域手当の金額・計算方法・駐屯地リスト!都会に行くだけで年収が大幅アップ!?
2023年(令和5年)夏のボーナス支給額は?
2023年の国家公務員の夏のボーナスは、前年比9%増の「63万7400円」と大幅に増加すると予想されています。
国家公務員のボーナスは2021年から2年間にわたり減額されていましたが、3年ぶりにコロナ禍前の基準に戻りつつあります。
自衛隊の夏のボーナスの計算方法は?給料何か月分?
国家公務員である自衛官は、国家公務員法で定められた計算式によってボーナス支給額が決まります。
目安としては、給料の約2か月分(夏冬あわせて約4か月分)が支給されると思っても良いです。
なお、国家公務員の夏のボーナスは本来「期末・勤勉手当」と呼びます。
それぞれ棒給(基本給)の「〇%」というように料率が決まっています。
夏のボーナスの計算方法は?
詳しい計算方法はこのようになっています。
凄く分かりにくくて意味不明だと思うので、詳しい解説などについては「自衛隊のボーナス計算方法・金額・勤務評定(判定)をザックリとわかりやすく解説」をご覧ください。
勤務評定によっては支給額が上乗せされる!
ところで、自衛隊では勤務評定によっても若干支給額に差が出ます。
勤務評定の種類は次の通りです。(2022年度より)
特に優秀 | S評定( 115% ) |
優秀 | A評定( 103.5% ) |
良好 | B評定( 92% ) |
良好ではない | C評定( 83.5% ) |
大体の人は、B判定・A判定・S判定の3つのうち、どれかを貰います。
S判定(115%)だと支給額はいくらアップする?
勤務評定の最高ランクでもある『S判定』を貰うのは全体の1割以下と言われています。
もし『S判定』を貰ったら、どれくらいボーナスが増えるのが気になりますよね。
答えは、約3万~6万ほどです。
人によっては「たったそれだけ?」と思うかもしれませんね。
勤務評定が影響するのはボーナスを構成する「勤勉手当」「期末手当」のうち『勤勉手当』だけなんです。
もし自衛官の夫が『S判定』を貰っていたら、いつも頑張ってくれている感謝の気持ちとして、上乗せされた金額をお小遣いで渡してもいいかもしれませんね。
我が家は基本的に全部貯蓄へ回りますけど(笑)
ボーナスの計算方法や、勤務評定によっていくら支給額がかわるのか詳細に知りたい方は「自衛隊のボーナス計算方法・金額・判定をザックリとわかりやすく解説」をご覧ください。
自衛隊の夏のボーナスまとめ
自衛隊のボーナスには、階級・俸給(基本給)・扶養家族・地域手当・職種などなど、さまざまな項目が関係してくるので、ボーナスの金額も人によってピンキリです。
一般的な自衛官(2曹・勤続15~20年・子供2人)の人なら、大体60万~80万円くらいの支給額です。
勤務評定によっては少し上乗せされると思いますが、大体約3万~6万の差になります。
ちなみに20代の自衛官の場合だと、基本給が元々低い事や独身者が多い事から、今回紹介したボーナス金額よりもずっと低いこともありますのであしからず。
今回公開したボーナス金額は、あくまでも30代既婚自衛官の物として参考にしてください~。
なお、以前は夏のボーナス前に支給されていた「還付金」は、2020年から秋ごろに支給に変更になってます!