自衛官の彼氏や夫が「今日急に代休になってさ」など言ってくるときがあると思います。
突然お休みになってビックリする彼女や自衛官妻さんも多いのではないでしょうか?
自衛隊は、基本的に24時間365日休み無しで、いつでも活動できるように準備しておかなければならない仕事です。
休日出勤もザラにあります。
しかし、自衛官にもお休みは必要ですよね。
そこで今回は、自衛官が休日出勤したときに付く「代休」について説明します!
自衛隊の代休って何?いつ貰えるの?
自衛隊では、自衛隊法という独自の法律で隊員の休みについて細かく決まっています。
基本的には土日祝日を「休養日」として休みと定めているのですが、だからといって全員が土日祝日に休むわけにはいきません。
そこで、土日祝日に勤務がついた隊員には「代休」をあたえて、休みの日数をあわせるようにしているのです。
この代休は、基本的に土日祝日に出勤すると加算される休みです。
ですが、この代休を「いつ使うことができるか」というのは、所属する部隊の忙しさなどに左右されることが多いです。
みんな忙しい時期に、一人だけ「代休欲しいです」とは言えませんし、第一この代休は自分の希望する日に取れることは殆どありません。
代休で休みになる日は、上司が決めることがほとんどですから、基本的に、繁忙期を避けた時期になります。
代休で休みになる日は急に決まることがほとんどですので、旦那さんや彼氏が「今日休みになった」といきなり言ってきても「隠してたの!?」と責めるのはやめてあげましょう。
自衛隊の代休消化は長期休暇と合わせることが多い
自衛隊では、ゴールデンウィーク、夏季休暇、お正月休みなど、長期休暇を取ることができますが、代休はこの長期休暇に併せ入れてもらう人が多いです。
というのも、ゴールデンウィークやお盆、お正月など、はじめから分かっている長期休みの前後は、大きな訓練や演習を入れない事が多いからです。
大きな訓練がなければ、部隊の仕事も一段落しますし、この時期に溜まった代休をどんどん消費してもらうという目的もあるようですね。
例えば、夏季特別休暇(3日間)に、土日を併せて5日間、さらにそこに代休を10日あわせて、15日間の超ロング夏季休暇を取る隊員もいるんだとか!
ただ、2士~3曹までの若い隊員は、当直や警衛の関係で一気に代休を消化できないことも多いようです。
関連自衛隊の休日の過ごし方、独身自衛官は何をして過ごしてるの?
関連自衛隊の休みは多い?少ない?忙しいけど休暇はしっかり取れる自衛官
代休で出勤してる自衛官もいる!?
自衛隊は、基本的に365日24時間、必要があればいつでも動けるように準備していなければならない仕事です。
もしも代休を取っていても、災害が発生したり出動要請があれば、休みも関係なく仕事に行かなければならないのも事実です。
そして自衛隊では階級が上になり、責任が増えれば増えるほど仕事量も多くなっていきます。
そのため、代休で仕事を休んでしまうと仕事が処理しきれないというケースも出てきます。
たいていは幹部自衛官になりますが、代休を取得しながら職場にきて仕事してる人も多いです。
幹部自衛官の彼女や奥さんは「代休って言ったのに仕事しに行いくの?」と不思議に思うかもしれませんが、それが現状なのです。
代休は消化しないと上から怒られるので仕方なく取得しますが、実際のところは休日出勤している幹部自衛官が多いのです。
(ちなみに代休で仕事しても代休はつきません)
関連幹部自衛官の彼氏は忙しい!彼女と連絡できないくらい激務ってマジ?
自衛官の代休まとめ
自衛官本人は、意外とどのくらい代休がたまっているか知らない人が多いです。
そのぐらい、みんな毎日忙しく働いているのですね。
代休で注意すべき点は、希望する日に自由に取ることができる休みではない、ということです。
「先週日曜日仕事だったんだから、来週の水曜日に代休とってよー」と言われても、そう簡単に取れるものではありませんし、急に休みになることもありますので、お出かけやデートの予定は、少し立てづらいですよね。
それでも、休暇に併せて賢く使えば、10日以上の長期休暇も取れますから、普段行けないところに旅行に行ってみるのも良いかもしれませんね。
なお自衛隊の長期休暇の種類についてはコチラの記事をご覧ください
関連自衛隊のGW休みの長さは10日間以上!?自衛官の休暇事情が面白い