自衛官は3曹で結婚する人が一番多いようです。
というのも、結婚をする年齢が大体20代後半だとすると、3曹に昇任している自衛官が多いのが理由でしょう。
3曹に昇任すると定年まで自衛隊で働ける、いわゆる正社員ということです。
いたって普通の結婚をする人も多いようです。
しかし、幹部自衛官ほどではないにしても転勤もあります。
訓練や長期出張もあり、家を空ける期間はサラリーマンと比べても多いでしょう。
ここでは、3曹と結婚するとどんな結婚生活になるのかをご紹介します。
3曹はどんな階級なのか
自衛官の陸曹という階級は下から、3曹・2曹・1曹・曹長とあります。
3曹は陸曹の中でも一番低い階級ですね。
年齢が上がるにつれて徐々に階級は上がっていきます。
つまり、3曹という階級は若手社員のようなものです。
曹は部隊の中核として活躍しますから将来的にはベテラン自衛官を目指す階級です。
戦車を動かしたり大砲を打ったり、技術的な役割を与えられています。
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3曹の給料はそれほど多くはない
結婚していない独身の3曹であれば、お給料は思っているより高くはありません。
自衛官は国家公務員ですから年功序列で給料が上がっていきます。
若い階級の3曹というのは普通のサラリーマンと同じくらいです。
結婚したり子供が生まれると、扶養手当などがつきますから多少は給料は多くなります。
また、公務員ですから毎年ボーナスも必ず支給されます。
金額に若干の上下はありますが、30歳3曹くらいになると1回のボーナスの金額も40万~60万は貰えるようになりますよ。
自衛官の3曹の年収は、決して贅沢できるような金額ではないのですが、それでも奥さんが専業主婦でも慎ましやかに生活していくことは可能です。
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3曹でも転勤はある
3曹でも転勤は容赦なくやってきます。
約5年~10年の間隔で転勤がありますが、人によっては4年で転勤になることも。
幹部自衛官と変わらないような転勤頻度の人もいます。
通常は最初に配属された部隊から近県の部隊へ転勤します。
全国転勤とは言いますが、曹の場合は同じ地方での転勤がほとんどです。
数年間転勤したのち、地元に帰ってくるという人が多いようですね。
追記
2016年度あたりから、転勤事情が変わってきました、
曹でも3年の頻度で転勤を2回以上か、6年以上の転勤1回が必須となりました。
転勤範囲はこれまで同じ地方内だったのに対し、地方を飛び越えた転勤が必ず必要となりました。
これにより地元から遠く離れた場所へ転勤する曹も増えています。
ただ、その分、広域移動手当など、転勤に関する手当は上乗せされるようになったので、金銭的な負担は多少軽くなったとも言われています。
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まとめ:3曹と結婚するのが自衛官の中では安定している
3曹自衛官と結婚すると安定しているという理由は次のとおり。
- 定年まで勤められる階級
- 給料は幹部ほどではないが普通に生活できる
- 転勤頻度が少ない
士と違い、一応定年まで自衛官でいられるので、一馬力で家族を養っていくことは可能です。
ただし、奥さんがずっと専業主婦というのは少し厳しいかもしれませんね。
とはいえ、子供がたくさんいれば扶養手当はたくさんもらえますし大丈夫ですよ。
住居だって官舎に住めば民間アパートよりずいぶんとお金が節約できます。
また、幹部自衛官ほど激務でもないので、家庭が一番という人には曹の人がお勧めです。
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