自衛隊の年収は年齢や階級によってことなります。
例えば、30歳・高卒自衛官の場合の年収は、約400万~500万円と言われています。
幹部自衛官であればもう少し年収は高いと言われていますが、高卒自衛官でもこれだけあれば結婚も心配なさそうですね。
結婚することで手当がつくので、30歳前後で年収が上がる自衛官は多いと思います。
今回は、30歳前後の高卒自衛官の年収についてお話します。
自衛官30歳 高卒者の階級について
高卒で自衛隊に入隊している自衛官なら、30歳前後になると多くの方が3曹、2曹になっていることでしょう。
30歳で3曹であれば普通。
30歳前で2曹になっていれば優秀と言ったところでしょうか。
昇任すると昇給もできますので、20代で2曹ならその後の昇任も期待できます。
なお、高卒であっても幹部試験に合格し、すでに尉官になっている人もいるでしょう。
20代で3尉~2尉であれば将来佐官になる可能性も高いです。
30代で3尉であれば定年を1尉で迎えることが多く、曹階級とあまり変わらない生涯賃金だとも言われています。
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自衛官30歳 高卒の年収はどれくらい?
30歳高卒自衛官の場合の年収は、約400万~500万円と言われています。
これには結婚後の手当がふくまれている場合が多いので、独身の自衛官の場合は400万円以下の人もいるようです。
下記は高卒で自衛隊に入隊した場合の例です。
- 勤続4年目(22歳) 3曹 216,400円(11号俸)
- 勤続12年目(30歳) 2曹 275,100円(34号俸)
上記の金額は月額ですので、この他にボーナスを加えると…
275,100円×(12か月+ボーナス約4か月)=約440万
さらに扶養手当なども含めれば、年収500万円前後になる人が多いですね。
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仕事内容によって変わる年収
自衛隊には様々な仕事があり、それにより年収も少し変わってきます。
例えば、海上自衛隊の艦艇勤務者は、一般の自衛官より3割ほどい給料が高いです。
これは航海手当などの特殊勤務による手当の金額が大きいからです。
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また、自衛隊でヘリコプターや戦闘機などを操縦するパイロットの場合、航空機手当というものが支給されます。これは基本給の50%ほどの金額が手当として加算されるものです。
とはいえ、自衛隊では階級がすべてです。
手当を計算する際に基準となる基本給も、階級によって変わってきます。
一番給与が高くなるのが防大出身の幹部自衛官でしょう。
一説によると航空自衛隊のパイロットでも、高卒の3曹の場合は年収490万円ということもあるそうです。
やはり基本給がまだ少ない高卒3曹なので、特殊勤務に当たってもそれほどドガーンと給料があがることはないようです。
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世間の30代の年収は?
では、世間一般の30代と自衛官の30代の平均年収と比べるとどうでしょう?
30代前半の平均収入はH25年度ですと、男性で約430万円。
30代後半になると、男性で約500万円だそうです。
30歳の高卒自衛官も、大体この平均年収くらいです。
高くもなく、安くもなくと言ったところですね。
自衛官の年収は良くも悪くも常に平均金額です。
これくらいあれば結婚も可能ですし、奥さんがパートに出れば余裕のある生活が送ることができそうですね。
詳細記事 >>リアルな自衛官の給料明細がこちら
なお、自衛隊の給料は階級ごとに支給額がきまっています。
自衛隊俸給表に詳細に記載されているので、これ見ると将来どれくらいの給料が貰えるのか予測できますよ。
自衛隊俸給表について興味のある方はコチラの記事もお役に立てます。
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