幹部自衛官の妻は仕事を続けるのが難しいと良く言われます。
特に幹部自衛官は頻繁に転勤があるため、妻は仕事を持たずに専業主婦でいることが多いです。
「ずっと専業主婦確定ってこと?」と不安に思っている人もいるのではないでしょうか?
それにこのご時勢、本当に夫一人の給料だけでやっていけるのか心配ですよね。
- 出来れば働き続けたい
- 専業主婦になる事に罪悪感がある
そんな風に迷っている女性に向けて、「共働きと専業主婦」どちらを選んだらいいのかヒントをお伝えします。

私も自衛官妻ですが、専業主婦と共働きについてグルグルと悩んでいたことがありました。その結果、現在は在宅ワークと言う形を選びましたよ!
幹部自衛官の妻って仕事はどうしてるの?

幹部自衛官の妻と言っても、最近では共働きでバリバリ働いている人も増えてきました。
とはいっても、結婚前からしていた仕事をずっと続けている人は少ないと思います。
突然の転勤で退職する奥さんも多い
結婚してから最初の転勤がくるまでは共働きを続ける人も多いです。
ですが転勤をきっかけに退職して、専業主婦を選択する奥さんもいます。
新婚で早々に単身赴任というのも寂しいですし、子供がまだいなければ妊娠・出産のため転勤先に付いていきたいという人もいますしね。
他には「出産を機に辞めた人」も多いです。
幹部自衛官は激務のなので、物理的に家事育児を頼むことができません。
「本当は辞めたくないけど仕方なく…」と言う感じで、結婚してから1度は仕事を辞める奥さんは多いですね。
在宅ワークでバリバリ稼ぐ奥さんもいる
転勤や保育園の都合から「働きたいのに働けない」というジレンマを抱えた奥さんも多いです。
地方に転勤すれば必然的に求人数も減りますし、基本的に自衛隊駐屯地というのは人里離れた田舎にあるので働く場所がありません。
そんな状況でも「働きたい!」と意志の強い人は、パソコンとネットを使って在宅ワークを始める人もいます。
中には、在宅起業をして扶養を外れて、翻訳やWEBライターとして正社員並みにバリバリ稼ぐ奥さんもいました。
最近はリモートで心理カウンセラーをしたり、FPの資格を取って家計アドバイザーとしてSNSで仕事を取る人もいますね。

実は私も在宅ワークを選んだタイプです。むしろ夫がいない時ほど仕事に集中できるので、意外と自衛官妻には天職かもしれません(笑)
家事育児を両立できるかどうかは別問題ですが、少なくても転勤の度に仕事を辞めなくてもいいので、その点は融通が利いて良いですよ。
ずっと正社員で働く幹部自衛官妻もいる
幹部自衛官と結婚しても、ずっと正社員で働く奥さんもいます。
例えば、結婚と同時に妊娠をして、産休・育休の数年間だけ夫に帯同していくというケースもありました。
子供が小さいうちは家族で一緒に過ごし、育休明けから単身赴任をしてもらう…と言った感じですね。
妻子が住む場所や保育園探しはそれなりは大変そうでしたが、正社員のまま働き続けるメリットも大きいので「共働き」選択したそうです。

妊娠出産のタイミングが合えば、こんな感じの働き方も可能ですよ!
幹部自衛官の妻はずっと専業主婦確定なのか?

専業主婦を選択することに罪悪感を持ったり、遣り甲斐を感じ無い…という人も多いですが、共働きしないことが「おかしい」と言うわけでもありません。
ずっと専業主婦の人は少ない
一度は夫の転勤や出産・育児の都合で専業主婦を選択しても、再び仕事を始める人の方が圧倒的に多いです。
子供が幼稚園・保育園に入れたタイミングで仕事を始める人もいるし、前職の資格を活かして正社員として復帰する人もいます。
パートやアルバイトで働く人も多いですが、家庭との両立を考えたら「時短勤務の仕事が一番」と言う人もいます。
仕事と家庭のどちらを優先するかは人それぞれ
不規則な夫の仕事に合わせるのには、間違いなく専業主婦が一番です。
脅かすわけではないのですが、幹部自衛官はストレスを抱えて心を病んでしまう事も多いです。
せかせか仕事人間になるよりも、家庭に入って夫が安らげる居場所を作ることを優先した人もいます。
逆に、もしも夫が病んだ時も、安心して仕事を辞めて貰えるようにと仕事を続ける人もいます。
仕事と家庭、どちらを優先するかは人それぞれですよ。

子供が小学校に入ったり、夫が単身赴任するようになるまで専業主婦でいるのもアリだと思います。
夫の給料だけで生活することは可能?

そもそも幹部自衛官の夫の給料だけで生活できるの?と心配になっている人もいるでしょう。
幹部自衛官の平均給与は、一般的な平均給与と比べると若干高い方です。
結論から言えば、贅沢をしなければ1馬力でも生活することは可能です。
子供が小さい内は夫の給料だけでも十分
幹部自衛官の30歳平均年収は約600万円です。
関連幹部自衛官35歳の年収はどれくらい?1000万を超える?
最近は幼稚園も保育園も無償可になりましたし、子供手当も15歳以下なら一人1万円が毎月貰えます。
扶養手当を貰っていれば、夫の各種手当やボーナスにも加算されて年収は底上げされます。
子供が小学校に上がる前なら教育費もかかりませんし、家賃が安い官舎に住めば住居費だって抑えられます。
子供が小さいうちは夫の給料だけでも十分暮らしていけますよ。
急な出費は多いので普段から貯金を意識すればOK
ただ、幹部自衛官妻の多くの悩みとして「急な出費が多い」という問題は避けて通れません。
- 部下からの結婚式への招待状
- 演習が終わる度に宴会
- 職場への差し入れ
それに将来は家も欲しいし、子供の為の教育費も考えておきたいですよね。
夫の給料だけでも専業主婦で生活はしていけますが、「急な出費」や「将来のお金」の為に、普段からお金の管理は必要です。
先取り貯金を心がけておくとか、スマホを格安SIMに変更したりするなど節約テクニックも磨いておきましょう。
まとめ
転勤が多い幹部自衛官の妻とはいっても、必ずしも専業主婦にならなければいけないというわけではありません。
家庭と仕事、どちらを優先するかは自由です。
- 子供が小さいうちは家庭を優先にして専業主婦。
- 子供がある程度大きくなったら共働きにシフト。
自分が「仕事をしたい!」と思うのなら、遠慮せずにやりたことをやったほうが良いです。
でも、もしも転勤や子供の事情から共働きは無理だと思うのなら、専業主婦で家庭を支えるのも妻にしかできない大切な仕事です。
意外と「家に居て欲しい」という幹部自衛官は多いそうです。
夫婦でお互いに話し合って、どうするのが一番幸せかを決めるのが一番だと思いますよ。