自衛官との結婚を両親に反対されている人も多いようですね。
せっかく結婚相手として彼氏を紹介したところ、職業が自衛官ということで結婚に反対されるというのも悲しい話です。
最近では自衛官は結婚相手として大人気なのに、どうして親世代は自衛官との結婚を反対するのでしょうか?
その理由を少しご説明いたします。
自衛官の給料は低いから結婚反対
「自衛官の給料は低い。だから娘を嫁がせたら苦労する」
40代、50代になる年代の方は、上記のようなことを思っている方が多いようです。
自衛官は国家公務員です。しかし、なぜ給料が悪いと言われるのでしょう。
自衛官の生涯賃金は手当等を含め、定年54歳で約2億円です。
2015年現在では、サラリーマンの生涯賃金は約2億円ほど。
退職金を含め3億円貰えればかなり良い部類に入ると言われています。
それを考えれば自衛官は結婚に反対されるほど給料が低いわけではありませんね。
40代、50代になる年代の方はバブル景気を経験していますので、公務員=給料が悪いというイメージがあるようです。
しかし、先にも述べましたが、現在は一般企業のサラリーマンでさえ公務員と変わらぬ生涯賃金にまで下がったのです。
それでもみんな子供を育て、マイホームを建て、それなりに生活できています。
給料の面で結婚を反対されているなら、昔と違って給与体系が大分変化したことをわかって貰うしかありません。
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自衛官は定年が早いから先が無い
「自衛官は定年が早く再就職も大変そう」
つまり、将来生活が苦しくなるのではないかという心配ですね。
自衛官の定年は53歳~55歳と言われています。
幹部でも曹階級でも定年の差は1年~2年ほどしかありません。
ちなみに2020年からは段階的に自衛官の定年年齢を伸ばす事がきまりました。

ほとんどの自衛官が定年と同時に再就職をしますが、やはり自衛官時代よりぐっと給料は下がるようです。
同じ年代のサラリーマンは高給で働いている時期に、自衛官はパートや派遣社員並みの給料で仕事をしなければならないので少し不利ですね。
しかし、自衛官は在職中に特殊な資格を取得する人が多いです。
その資格を活かし、再就職も技術職として働く人もいるようですよ。
定年が50代で体力もまだまだ十分ということもあり、就職活動も一般のサラリーマンより少々有利でしょう。
自衛官は危険な仕事が多い
自衛官は有事の際には残念ながら家族のそばにはいられません。
危険な仕事もあり、いつ死亡してしまうとも限りません。
結婚相手はもっと安全な仕事をしている人が良いと望むのが、親心というものでしょう。
たしかに自衛官は危険な仕事が多いですが、その分保障はしっかりとしています。
在職中にはほとんどの人が複数の保険に入っていますから、仮に家族を残して死亡したとしても十分な保険金が残るようになっています。
危険な職業で心配事もつきないでしょうが、生活の面だけは心配したくはないですよね。
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自衛官との結婚を親に反対されたら説得しよう
もしも自衛官との結婚に反対されたら、やはり上手く説得するしかないでしょう。
親が心配に思うことと言えば、主に下記の3つ。
- 給料が悪く貧乏生活
- 将来性が無く苦労が目に見える
- 危険な仕事で娘が不幸になる
今まで述べてきたとおり、それほど心配することはありません。
自衛官と結婚しても幸せな結婚生活を送ることができると強く訴えましょう。
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