自衛官の定年後の年金額が気になる…という人も大勢いると思います。
これから自衛官と結婚を考えいてい人、すでに自衛官の妻となっている人…。
定年後の生活を考えるうえで、自衛官が貰える年金額はきになりますよね。
うちも夫が自衛官だから、将来いくらの年金がもらえるのかは興味があります。
そこで今回は、自衛官が将来貰えるであろう年金の具体的な金額をご説明します。
自衛官は共済年金と国民年金
自衛官は国家公務員ですから、共済年金に加入しています。
普通のサラリーマンですと厚生年金に加入していますよね。
さらに、両者とも国民年金にも加入しています。
国民年金とは20歳以上の人であれば誰でも加入する義務があります。
(学生や低収入などの理由により免除や猶予されることもあり)
自衛官は入隊したと同時に公務員になるので、共済年金と国民年金の両方に加入することになります。
この手続きは部隊の方でしてくれますので、確実に自衛官全員が加入しています。
給料明細には長期で記載されている
自衛官の給料明細には「短期」「長期」という項目があります。
この「長期」というのが「共済年金・国民年金」のことになります。
ちなみに「短期」というのは健康保険のことです。
自衛官の定年後の具体的な年金額
例えば、高校卒業後19歳から55歳まで自衛隊で働いていたとします。
【定年時条件】 | |
定年階級
勤続年数 妻 |
曹長
19歳~55歳の432か月 専業主婦 |
※定年が延長されたので、退職時の階級が曹長なら55歳まで勤めることになります。
この場合で貰える年金額は、年間約300万円と言われています。
妻がずっと専業主婦だった場合は夫婦二人で年間約300万円です。
月額約25万円ですね。
既に持家でローン完済済み、子供も自立済み、というわけなら2人でこの金額でもなんとかなりそうです。
ただし、年金が支給されるのは65歳から。退職後10 年間は再就職先で年金を納めなければいけません。
再就職しなかった場合でも、国民年金は納めなければならないので要注意ですよ。
国家公務員共済組合からの通知で詳細な年金額がわかります。
だいたい毎年6月末くらいに国家公務員共済組合から「退職年金分掛金の払込実績通知書」が届きます。
そこには現在までの「付与額」と「利息」の累計額などに関する情報が書かれていて、現時点で将来いくらの年金がもらえるのかが記載されていますよ。
なお、国家公務員共済組合の公式サイトでは、将来いくらの年金がもらえるのか試算できるサービスが紹介されています。
こちらで実際に試算してみるのも良いですよ。
ただし!何度もいいますが、年金が支給されるのは65歳から。
つまり、自衛隊を定年退職した後約10年間は年金をもらえない生活というわけです。
そのため、ほとんどの自衛官は退職後すぐに再就職をします。
自衛隊では退職自衛官に対して再就職支援をしているので、定年退職者であれば何かしらの再就職先を見つけてから退職しているようです。
これは他の民間会社にはないメリットといえるかもしれませんね。
自衛官の年金はあてにならない?
現在の制度でいけば、年約300万円の年金支給が望めますが、将来これより増えることは考えにくいです。
現在20代~30代の自衛官であれば、さらに年金支給額は減っているかもしれません。
その為に、現役のころからしっかり貯金をすることが大切です。
早めにローンを組んで家を購入する人もいますし、子供の教育資金も学資保険などで確保する人が多いです。
定年の早い夫のために、妻も仕事を持つ人が増えています。
自衛官は国家公務員ですが、だからといって年金をあてにしない方が良いかもしれませんね。
2020年以降、自衛官の定年年齢が延長されます。退職後の生活がどうなるのか気になる方はコチラもチェック!
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